☆中学校☆

 

●教育長賞

『歯で学んだこと』 鹿沼市立西中学校 1年 小玉 彩乃

 

  むし歯や歯ぐきの病気は生活習慣病の1つです。それを予防するためには歯磨きが必要です。歯を磨いてもむし歯になることがありますが、食後・朝・昼・夜にきちんとていねいに歯を磨いていれば、むし歯を予防できるかもしれません。
むし歯は食べ物の残りかすなどの歯垢が細菌の住みかになり、その細菌が作る酸が歯を溶かし、むし歯となるのです。特に食事中や食後は酸が強くなり、歯が溶けやすい状態になるので、良く歯を磨かなければ虫歯の原因になります。
  だから、歯磨きはとても大切な役割をしているのです。歯磨きをしなければ、むし歯のほかに歯周病と言う病気にもなってしまいます。
歯周病は歯磨きをしないでたまってしまった歯垢により歯茎がだめになってしまい、歯が抜けてしまうという病気です。歯が抜けてしまったら、食べ物もかみにくくなったり、永久歯だったら、歯が生えてこなくなってしまったりします。他にも、胃や腸に負担がかかってしまったり、栄養の吸収が悪くなったり、食欲がなくなってしまったりして、口の中だけではなく他の所にまで影響が出てしまいます。そうなってしまうと、年を重ねていくにつれて入れ歯になってしまったり健康な生活を送れなかったりします。歯磨きをていねいにして、口の中を清潔にしておくことも必要です。
  私の母は歯がきれいです。母はきちんと歯を磨いているからでしょうか。一方、祖母は歯が弱いので歯医者に通っています。母はご飯を食べる時はおいしそうに食べます。けれど祖母は難しい顔をして食べます。そのような2人を見て朝・昼・晩ちゃんと歯磨きしようと思いました。そして、母のように自分の歯でおいしくご飯が食べられる健康な人になりたいと思いました。
  歯について知ってから自分の歯一本一本がとても大切なものになりました。あまり意識せずにしていた歯磨きも意識しながらていねいにやるようになりました。また、歯磨きと言う小さなことも自分の体に深く関わっているからとても大切なんだと知りました。ていねいな磨き方をずっと継続していて自分の歯で、自分の力で生活していきたいと思います。歯からはこのようなたくさんのことが学べました。私は、いつまでも自分の歯でおいしく、楽しく食事ができるようになりたいです。そして健康な歯、健康な体で目標、未来に向かって進められるように頑張っていきたいです。