☆中学校☆
『長生きするためには・・・』 鹿沼市立東中学校 3年 寺澤 菫
私には、102歳になるそう祖母がいます。そう祖母は、102歳とは思えないほどとても元気です。自分の身の回りのことは自分でやるのが好きなそう祖母ですが、出かけたりすることの少ないので楽しみと言えば、やはり食べることです。食事の用意は祖母がするのですが、その時間をとても楽しみにしています。102歳のそう祖母がいると周りの人に言うだけでも、驚かれるのですがさらに驚くことにそう祖母はほとんどが自分の歯なのです。だから、何でも食べることができます。固いせんべいやお肉も大好物です。そう祖母の口ぐせは、「私はおかげさまで自分の歯だから食べられないものがないんだわ。幸せでしょう」と、自まん気に言うことです。戦前から生きているそう祖母にとって昔はなかなか食べられなかった喰べ物や、現代のおいしい食べ物を食べることができるということは考えられなかったことだと思います。やはり、自分の歯で食べる食事はとてもおいしく感じ、そう祖母は幸せだと思います。それもこれも毎日かかさず歯をみがき、固いものでも何でも食べて丈夫な歯を作り、大切にしてきたからだと思います。しかし今は、やわらかいものや甘いものがたくさんあり、食生活が悪くなりかむ力が弱くなっているのも事実です。
以前、私が通っていた歯医者さんの待合室にあった雑誌に、口の中の健康を守ると言うことは、元気で長生きするために簡単にできる健康法の1つだと言うことが書いてありました。私はその通りだなと思いました。そう祖母は持病もなく、元気でいますが、きっと102歳でも元気でいられるのは、口の中が健康だからだと思います。よくかんで食べると言う事は、だ液もたくさん出て、消化を助けてくれて、体にはとても良い働きをしてくれます。そういう生活をしてきたからこそ、そう祖母は長生きできているのかもしれません。私も、そう祖母のようにいつまでもおいしいものをたくさん食べることのできるような丈夫で健康な歯でいるために、歯を丈夫にしてくれるようなものを食べたり、毎日よく歯をみがいたりしてこれからもそう祖母のように笑顔で長生きできるように口の中の健康を維持していきたいと思います。