☆中学校☆
『歯から予防する体の病気』 鹿沼市立東中学校 3年 宇賀神芽生
ネットで顎関節症という病気を聞いたことがあります。顎関節症とは、二十代から三十代の女性に多くみられる、あごが痛い、あごが鳴る、口が開けづらいなどの症状の病気です。この病気は生活習慣に関連があると言われています。最近は、パンや麺類などのやわらかい食べ物が多いので、それも関係しているのかもしれません。あごだけでなく全身の様々な部位に症状があらわれることもあるそうです。
顎関節症となってしまう原因は、悪い噛み合わせだと言われてきました。しかし、それだけではなくて、顎関節への負担、ダメージを与えること。これが最も大きな原因だそうです。他にもストレスがあるそうです。顎関節症は、生活習慣の要因の積み重ねで発症してしまうのです。
私は、顎関節症を知り、驚きました。体の小さな一部のあごに異常があるだけで、全身の様々な部位にも症状が出てしまうことを初めて知ったからです。
昔読んだ本に、「むし歯ができるとスポーツで力を出しきれない」と書いてありました。でもそれはむし歯だけでなく、口の中や顎関節症でも同じようにスポーツに影響が出ることを初めて知りました。
普段私は、かたい食べ物よりやわらかい食べ物の方が好きなので、知らないうちにあごを使っていないのではないかと思いました。それに、食べ物を片方の歯だけで噛んでいることもあるので、全体の歯を使い、よく噛むことを気をつけていこうと思いました。
あごや歯が痛くなると、好きなものは食べられなくなり、好きなスポーツも続けられなくなるかもしれません。正しい生活習慣や食べた後は歯みがきをすること、うがいをすること、適度に息抜きをすること。これだけであごや歯を健康に保つこともあります。あたりまえなことでも、手を抜いたりせず、毎日続けることができればきっとたくさんのことに挑戦できるはずです。そうしたら、自分に自信がつき、これからも頑張ろうとしていけると思います。
いつまでも自分の歯を大切にし、歯から、口から病気を防いでいきましょう。これが、ずっと健康でいられる秘決だと思います。